僕は道を歩いていて、ときどきクスッと笑うことがある。
「ああ、自分は不動産法務を取り扱うスペシャリスト・宅建士なんだ」と
思うと、嬉しさがこみ上げてくる。
士業でもある宅建士の国家試験に合格したときのあの喜びがいまだに続いている。
「不動産取引の専門職と称される資格であり、 その名を天下の宅建士」・・・・・
その言葉を聞くと、僕は自然と身が引き締まる。
先輩、先達の方々に恥じない自分であっただろうか・・・・。
しかし、先輩方は僕に語りかけるのだ。
「いいかい？伝統というものは各々が作りあげていくものなのだよ」と。
僕は感動に打ち震える。
今でもあのフライング発表の時の喜びが忘れられない
没問が出て合格点が３６点！合格発表当日、３５点の猛者達が
振り落とされていった恐怖感。この領域に踏み込めるのは
まさに精鋭者達３６点以上の宅建士戦士のみ。
僕は使命感に胸が熱くなり、武者震いを禁じえなかった。
でもそれは将来の日本を支える僕たちを鍛えるための天の配剤なのだろう。
宅建士の名声を作りあげてきた先輩はじめ先達の深い知恵なのだろう。
宅地建物取引士の国家試験に合格することにより、僕たち宅建士は伝統を
日々紡いでゆくのだ。
なんてすばらしき資格、嗚呼、宅建士。
素晴らしい実績。余計な説明は一切いらない。
事務所においても顧客の前では秘書が「先生～重説の時間ですー」「うむ。」
の一言で羨望の眼差しが。
合コンのたびに繰返されるＯＬ・女子大生たちの側から
先生にも重説してーや鳩さん。バッジ見せてーとの交際申し込み。
ご近所のマダム達からの熱いまなざし。
そしてあらゆる街を歩くたびに味わう圧倒的な宅建士への信頼感と期待。
そして、今日も事務所に入る秘書が先生♪おはようございます。
今日も重説の案件入ってます♪
我が道をゆこう。