>>301,303
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文句を言い慣れている居住者は、こういうのが居るから身元を明かさないように注意や苦情を言ってくる。

この手の居住者は苦情を申し立てする時、必ず匿名で苦情を書く。それを管理事務室のポストに入れたり、ドアにガムテで貼り付けたりする。

普段から顔を見られている常勤の管理員にはそうやって匿名の手紙で文句を垂れるが、その後、管理会社のフロントに電話をして管理員がその苦情をちゃんと処理しているかどうかの確認までする。ここまで来ると、他人に何かと理由を付けて偉そうにするのが趣味なのかもしれない。

>>305続き

また、常勤の管理員が休みの時だけくる代行管理員がいるときを狙って、文句をたれに来るのもいる。

当然のことながら代行の管理員にも部屋番号も名前も言わない。聞いても言わない。
代行管理員は顔を見てもどの部屋の住人かわからないので、常勤の管理員にどこの誰が苦情を言ってきたかまでは伝えることができない。

そこまで見越して自分に有利になるように、苦情や文句を言いたいあたおか居住者はどこにでもいる。

部屋番号や顔を隠して文句を言いに来るくらいだから、自分の方にも落ち度があることは薄々気づいているのかもしれないが、それは指摘されたくないので、このような小賢しい方法をとるわけだ。

コンビニエンスストアや飲食店の接客は、時にあたおかな客を相手にしなければならないと言う因果な仕事の上位に来るが、このマンション管理員の仕事も実は隠れた因果な仕事と言えるだろう。