ECB(欧州中央銀行)は7/21に25bpの利上げに踏み切ると予告
— 中の人 (@toshitsu0) June 27, 2022
今後の利上げが、南欧諸国国債の急落につながらないよう、PEPP(パンデミック緊急購入プログラム)の柔軟化、SMP(証券市場プログラム)第2弾のような新たな債券購入措置も発表する模様
コラム:ECBが直面する「2つの分断」、予想される対応策=井上哲也氏 - ロイター (Reuters Japan) コラム:ECBが直面する「2つの分断」、予想される対応策=井上哲也氏 ロイター (Reuters Japan) (出典:ロイター (Reuters Japan)) |
欧州中央銀行(おうしゅうちゅうおうぎんこう、英:European Central Bank、略称:ECB/欧州央銀)は、ユーロ圏19か国の金融政策を担う中央銀行。欧州中央銀行の組織はドイツ連邦銀行およびドイツの州立銀行をモデルにしている。世界金融危機以降はドイツ連銀の牽引力が低下している。 23キロバイト (3,146 語) - 2022年2月6日 (日) 06:58 |
(井上氏コラム、一部抜粋)
相対的に高いインフレに悩む国々は利上げの加速を求め、そのことが域内国債利回りへの上昇圧力を一層強める点で、欧州では、ECBが市場の分断と経済の分断のいずれを重視すべきなのかというトレードオフに直面しているとの懸念が台頭している。
2つの分断ともECBが根本的に解決しうる問題でない点も厄介だ。財政の健全化やエネルギー供給の頑健性強化は各国政府の責務である。しかし、前者については、コロナからの景気回復を促進するために、欧州委員会によるEU域内の財政運営ルール(成長安定協定)が2024年まで停止されている。産業構造の転換も容易ではないほか、EUが新たに導入した域内での財政再配分の仕組み(NGEU)も執行に想定以上の時間を要している。
2つの分断を同時にうまく解決する手段が見当たらない以上、ECBは域内全体のインフレを抑制すべく利上げを続ける一方、高インフレ国では経済的弱者に対する焦点を絞った財政支援を行うポリシーミックスが現実的な選択肢となる。
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